若いうちからのホリスティックケア〜陰陽説編〜
こんにちは、maiです。
「未病」という言葉を知っていますか?
【未病】
東洋医学において、検査をしても異常が見つからず病気と診断されないが、健康ともいえない状態。放置すると病気になるであろうと予測される状態をいう場合が多い。
どうですか?思い当たることはありますか?
西洋医学では、病気である状態でないと積極的な治療はされません。
[全体観]という、生命エネルギーの流れと周りとの関わり合いをみていくので、[未病]という概念があります。
このエネルギーが滞ったり、バランスを崩したりしてしまうと、いずれ病気になってしまいます。
「病気じゃないのに、どこをどうしたらいいの?何をしてあげられるの?」
中医学には陰陽説というものがあります。
全てのものは陰、陽の2つに分けられるという概念。
お互いがお互い依存し合い、制御し合い、バランスを保っています。
このバランスが崩れている状態が[未病]なのですね。
陰: 月、女、寒い、お腹側、
陽: 太陽、男、暑い、背中側、
それぞれが対になっています。
すべてのものは何かと対になって存在しています。
どちらが良い悪いではなく、バランスが取れていることが大切です。
普段地面に近いとこで過ごすワンちゃんたちは、触ってみると意外と足先が冷えていたりします。
あなたの愛犬が冷え性なのであれば、「陰」が強く、「陽」が弱くなっている状態。
「陰長陽消」ですね。
この場合、増えてしまっている「陰」を瀉す(取り去る)必要がありますね。
具体的に言うと、
・足湯をしてあげる
・マッサージをしてあげる
(血流を促すツボを押す)
・身体を温める効果のある食べ物を与える
(冬が旬の食べ物や羊肉など)
キャバリアなどの興奮しやすい子や、パグやフレンチブルなとの短頭種の子などは、身体が火照り気味だったりします。
「陽」が強く、「陰」が弱い状態。
「陰消陽長」ですね。
この場合、増えている「陽」を瀉す(取り去る)必要があります。
・マッサージをする
(精神を落ち着かせるツボを押す)
・身体を冷やす効果のある食べ物を与える
(夏野菜や馬肉など)
《獣医さんに連れていくほどではないけれど、このまま陰長陽消な状態を放っておくと病気に繋がるかもしれない。
何か予防が出来る身体に優しい(副作用のない)ことをやってあげたい》
ホリスティックケアはそんな飼い主様を助けてくれます。
大切なペット達の身体が今どんな状態なのか診断するのに、中医学の[陰陽説]は役立ちます。
西洋医学では病気であれば、その病気の部分を薬で叩く。外科的に取り除く。
その病気の部分に焦点があります。
ホリスティックでは、(今回は中医学の話をしています)身体全体を観察し、エネルギーがスムーズに流れるようにケアしていく。
全体で健康になるように。
まだまだ奥が深く、お伝えしきれていないのですが、
ホリスティックケアの魅力が少しでもあなたに届けばと思います。
次回は中医学の五行学説について書きますね!
mai